「〇〇してあげる」「〇〇させてあげる」「〇〇させる」
突然ですがこの言葉、あなたはどう思いますか?
こんにちは
3歳児の子育てママゆずなです!
普段の何気ない言葉遣い、少し気を付ける・変えるだけで相手も自分も快適にいられるかも。
本日は「あげる言葉」「もらう言葉」のお話です。
あげると返してほしくなる
こどもに対して特に言いがちなのが「あげる言葉」。
「食べさせてあげる」「着替えさせてあげる」
「おやつあげた」「乗せてあげた」
「譲ってあげなさい」「許してあげなさい」などなど
彼氏彼女の関係が分かりやすいかもしれませんが
あれもこれもして「あげる」と、『こんなにしてあげた「のに」』となるんですね。
「あげる」とお返しが「ほしく」なる。
せっかく「あげた」ものなのに、返してほしくなるだなんて、人間って不思議。
だけど、言葉が先か思いが先かは分かりませんが、「あげる言葉」を日常で使い続けると
言葉に心が引っ張られて見返りを求め始めるんです。
普段使っていることばは人間関係にダイレクトに影響するもの。
それならば、なるべく良い影響を与える言葉を使いたいですよね。
「もらう言葉」はもう既に「頂いている」
では反対に「もらう言葉」はどうでしょう。
「食べてくれる?」「着替えてもらった」
「おやつ食べてくれた」「乗ってもらった」
「譲ってくれる?」「許してもらえる?」
もらう言葉にするだけで
「行動が対価」になるんです。
あげる言葉 「食べさせてあげる」➡(食べた)➡「私がしてあげた」
もらう言葉 「食べてくれる?」➡(食べた)➡「食べてくれた!」
行動は同じなのに、感情は真逆になる。
自分が言われた側ならどうか、考えてみる。
ピンと来ない方もいらっしゃるかと思います。
そんな気にするほどの違い?って思いますよね
それじゃあ例えば義母に言われたらどうでしょう?
「孫ちゃん抱っこしといてあげる」と言われるより
「孫ちゃん抱っこさせてもらってもいい?」と聞かれる方が快く預けられませんか?
言いにくいなら「あげる」も「もらう」もしなくていい。
こどもに対して「もらう言葉」ってむずかしい…。
そういう方も、もちろんいらっしゃいますよね。
「あげる言葉」があまり前向きな結果をもたらさない事は何となく伝わってくれたかなと思います。
かと言って、無理やり「対価をもらえる言葉」を選ぶ必要はありません。
心地よく使えるならば、ぜひとも「もらう言葉」を使ってご機嫌で過ごしていただければと思いますが
自分には合わないと感じる方は「何も飾らない言葉」で十分。
「食べようね」「着替えてね」「おやつ食べる?」「乗った?」
「譲ってね」「許してね」
促したい言葉だけを使うのも、こどもにとってはシンプルで伝わりやすいので、
素直に聞いてくれる機会も増えるかもしれません。
まとめ
本当に些細な言葉の使い方ですが、知らず知らずに相手を不快にさせてしまっていたり、
逆に心地よく感じてもらえたり、「ことば」というのは奥が深いです。
「あげる言葉」は相手から感謝の気持ちを奪ってしまうことも多いです。
それはとても「損」。
普段使いしている言葉を選ぶだけで心地良くいられるのであれば
それってとても「おトク」だと思いませんか?
親が使う言葉はこどもも真似して使う。
こどもにも同じように、「言葉でトクする子」であってほしい。
私もいつも気を付けています
「もらう言葉」は夫やお友達、ご近所さんに職場の方、どんな方がお相手でも気分を害することのない言葉遣いです。
ぜひ今日から、少し気を付けて言葉を選んでみてください。
慣れると自然と出てくるようになりますよ。
試してみてくださいね^^
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